本院所在地

131-0032

 

東京都墨田区東向島5-41-5

 

​03-3618-4292

支院・墓地所在地

​千葉県鎌ケ谷市東鎌ヶ谷

2-12-38

  • Instagram
  • LINE_APP_typeA
  • Facebookの社会的なアイコン

アナン

アナンとはお釈迦様の十大弟子の一人で、多聞第一といわれたお弟子です。

誰よりもお釈迦様のお言葉をよく聞き、修行に励みました。

今は亡き故人はあの手この手で私たちに多くのメッセージ。

気づきのきっかけを与えてくださっています。

そんな故人からのはたらきかけに一緒に耳を傾けてみましょう。

​それが聖徳寺が毎月発行している「アナン」です。

ゆだん

油断

 新型コロナウィルスの影響により不自由な生活を強いられ、仕事はもちろん学業へも影響が出ております。当たり前ということのありがたさが身に沁みます。

 改めて罹患された方々へお見舞いと共に、対応に従事されている方々へ感謝申し上げます。

 さて、今回の表題は「油断」。今回のコロナにおいても、ちょっとした心の緩み、油断から感染拡大につながると言われておりますが、この言葉は仏教からきている言葉といわれています。

 比叡山(ひえいざん)延暦寺(えんりゃくじ)。皆さんきっと天台宗(てんだいしゅう)の総本山としてご存じでしょう。そして、浄土真宗(じょうどしんしゅう)の開祖親鸞聖人(しんらんしょうにん)を含め、多くの日本の仏教宗派の祖師方がこの比叡山延暦寺で仏教を学ばれました。

 この延暦寺の根本中堂(こんぽんちゅうどう)には不滅の法灯(ふめつのほうとう)と言われるものがあります。西暦七八八年に最澄(さいちょう)が根本中堂の前身である一乗止観院(いちじょうしかんいん)を建立した時に本尊の薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)の尊前に灯明をかかげて以来、一二〇〇年間一度も消えることなく輝き続けているため、「不滅の法灯」と呼ばれています。この法灯を絶やさないために延暦寺では毎日朝晩欠かさず油を足し続けています。もし油を絶やしてしまえば一〇〇〇年以上の歴史が一瞬にして失われてしまいます。ここから油を断じることがない。「油断なく」という言葉が出来ました。

 日々当たり前のように生活をしていると、ちょっとした気の緩みから思わぬ失敗をすることもあります。逆にあまりに気を張りすぎていても、その反動から気持ちが途切れてしまう隙が生まれてしまいます。

 今まさにウィルスとの長期戦となっています。これからも油断なく日々を過ごしていきたいものです。